ゆたかカレッジって
どんなところ?
- 障がいのある若者たちのための
「福祉型カレッジ」です - 教育と福祉のダブル支援体制で
専門知識を持つスタッフが
細やかにサポートします - 生活体験、社会体験、スポーツなどを通して
人生を楽しむ力を育てます - 就労支援や定着支援など
卒業後も第二の家族として
バックアップします
設立ストーリー
「障がいのある娘に
学ぶ機会と青春を」が
ゆたかカレッジ設立の
きっかけでした

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私の人生を変えた「車椅子の青春」という一冊の本との出会い
高校時代に筋ジストロフィーを持つ子どもや青年たちの詩集「車椅子の青春」という本を読み、障がいを持ちながらも夢と希望を持って前向きに生きている障がい者の姿に感銘を受け、福祉の道に進みました。福祉大学卒業後、指導員を経て「どんな重度の人も受け入れる」という想いのもと社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」を設立。そして知的障がいを持って生まれた娘の卒業後の進路について考えたことをきっかけに「福祉型カレッジ」の事業を思いつきました。知的障がいを持つ娘は支援学校を経て18歳から福祉サービス事業所を利用しています。今では楽しい社会生活を送っている娘ですが、支援学校卒業時は「まだこの子が社会にでるには早いのではないか、留年させた方がいいのではないか」と妻と共に悩みました。
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18歳という輝かしい時期をさらに輝かせるための学びの場を
健常者でも18歳という年齢はまだ社会に出て行くには未熟な年齢です。強い意志がないと職場の人間関係のトラブルやミスで心が折れてしまうこともあるでしょう。なぜ、知的障がい者には18歳以降学ぶ場がないのか、知的障がいがあるからこそ社会に出るまでに身につけなくてはいけないことがあるのではないか。知的障がいのある娘にもっと学ぶ機会を、そして若い今しか体験できない青春を味わって欲しい、そんな親の気持ちから2012年に「ゆたかカレッジ」を設立しました。
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一人でも多くの障がいを持つ若者が幸せに生きるために私たちができることとは
福岡キャンパスからスタートした「ゆたかカレッジ」ですが、私たちの取り組みに賛同いただいた多数の保護者方の要請で、拠点を増やしこの最長4年間の「福祉型カレッジ」の輪は全国に広まりつつあります。今後は既存の大学のキャンパスを生かしカレッジの授業を行なうなど、さらに門戸が開かれた教育の場が提供できるのが私たちの目標です。そして一人でも多く障がいを持たれた方が幸せに暮らしていくための支援をスタッフ一丸となって取り組んでいきます。
ゆたかカレッジ
学長 長谷川 正人
プロフィール
1960年福岡県北九州市生まれ。1983年日本福祉大学社会福祉学部卒業。入所施設指導員として7年間勤務の後、1991年社会福祉法人「鞍手ゆたか福祉会」設立。2009年より同法人理事長。2012年日本福祉大学大学院社会福祉学修士課程修了。2018年株式会社ゆたかカレッジ設立、同社代表取締役社長。社会福祉士、精神保健福祉士
ゆたかカレッジの理念
- 当社は、すべての人への学びの機会の創造を通して社会に貢献する
ゆたかカレッジの目標
- 障がい者の個々のニーズに応じた魅力ある高等教育の機会の保障
- すべての人が共に学び、共に働き、共に暮らすインクルーシブ社会の実現
- 障がい者に対する差別と偏見のない社会の創造
- 障がい者とその家族のより豊かな暮らしの実現
- 社会貢献・社会変革の活動を通じた社員の働きがいの創出
ゆたかカレッジで育む3つの力
社会に出てからも円満なコミュニケーションをとり、充実した人生をおくるために。
ゆたかカレッジでは3つの力を育む教育目標を掲げています。


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逆境に負けない心
嫌なことがあっても前向きな行動を
取ることができる -
感情を
コントロールできる感情の波がおきても外に出さず
コントロールできる -
自分はかけがえのない
存在という自尊心自尊心を高めることで
自分に自信が持てる
自分や他人を理解できる -
やりたい!を実現する行動力
やりたいことを口に出し、
行動に移すことができる -
未知のことにも
積極的になれる挑戦心未知のことに対しても
怖がらず新しい世界を知る努力ができる -
他者ともスムーズに
コミュニケーションをとれる適切なマナーや行動でより良い信頼関係を
他者と築くことができる

だから、社会にでてからも円滑な人間関係を築き
幸せな社会人生活がおくれる!
ゆたかカレッジのこれから

世界水準の知的障がい者の
ための教育を目指して
知的障がい者の高等教育を先進的に進めるアメリカ、オーストラリア、カナダ、韓国、イギリス、アイルランドなどの大学を訪問し、意見交流、実践交流をすすめています。様々な価値観や教育法に触れることで、日本における知的障がい者の教育をさらに成長させていく努力をしています。

近隣の大学との交流
各カレッジでは近隣の大学との交流を積極的に行なっています。横浜キャンパスでは、地元の大学と連携し、月1回ゼミの学生と一緒にゼミナールを行います。また大学の学生食堂や図書館などを利用して、キャンパスライフを楽しむなど同世代の学生との交流を通して親睦を深めるとともに、障がいのある者と障がいのない者が共に生きる社会を作る、実践の場にもなっています。