Joint research

東大先端研と共同研究

共同研究の概要

現代の生活で求められる知的機能(ここでは認知、言語、運動、社会的能力の総称とする)は、ICTの登場により昔と大きく変化している。しかし、社会の知的障害に対するイメージは昔のままであり、彼らに不要な努力を求め続けている。知的障害があっても彼らを理解する人との出会いや環境によってその能力は開花する。本プロジェクトでは、従来の知能検査によらず、子どもの能力を見立て、それをプロデュースする手段と場とは何かを研究する。

2021年度および2022年度の研究テーマ

子ども一人ひとりの学びや生活を支えるシステムの研究 ~高等教育に興味を持つ障害のある学生の ICT利用状況と自己理解に関する研究~

研究の目的

本研究の目的は、高等教育に興味を持つ障害のある学生の現状、特に ICT 利用状況や本人が抱えている困り感などを調べることで、ICT が生活の質を向上するためにより良く活用されるための方法を考案していくことである。

研究の背景

現在、ICT 機器は我々の日常生活において欠かせないものとなり、GIGA スクール構想などにより学校現場での ICT の普及も進んでいる。しかしながら、障害のある学生に対してその機能が十分に活用されていない現状がある。その理由の一つとして、ICT 機器の利用を含めた障害のある学生の日常生活が十分に把握されていないことが考えられる。

研究計画に基づく調査の概要

上記をふまえ、本調査では、これらに関するデータを収集することで、高等教育に興味を持つ障害のある学生の日常生活の質を向上するための ICT 機器の活用について具体的な方向性を考えていく。

オープンキャンパス申込 資料請求