Welfare Column

障害者雇用の面接における「適切な自己開示」とは?不安を和らげるセルフケア《福祉コラムVol.56》

障害者雇用での就職を目指している方、

障害者手帳を取得して面接に臨む方、、

必見です。

就職活動が進むにつれ、このような不安はございませんか?

「面接でうまく話せるかな・・・」

「配慮してほしいことを言ったら不採用になりそう・・」

そのような不安を感じるのは、きわめて自然なことです。

むしろ真面目に就職活動してるからこその悩みですので、心配ありません。

先日、その悩みへのヒントになるようなお話を、「東京しごと財団就労セミナー」でお会いした企業のかたからお聞きしました。

そこで今回は、企業のかたからうかがったお話をもとに、多くの人が陥りがちな

「面接での間違った認識」「緊張をほぐすセルフケア」についてお伝えしていきます。

1.面接で求められるのは「完璧さ」ではなく「自己理解」

Q.え、どういうこと?

Q.受け答えをしっかりしないと落とされるのでは?

Q.完璧にしてから臨むべきでは?

そのように考える方もいらっしゃるでしょう。

実は違います。

結論、、、

企業は一緒に長く働いてくれる人を探しています。

最初から完璧な人を求めているわけではありません。

(もちろん最低限のビジネスマナーは必要です。)

そして「自分の配慮事項や強み・弱みを素直に話してくれる人」を求めています。

もちろん、かっこいい言い回しでスラスラ話せるのは理想的です。

しかし大切なのは、完璧な自己PRや難しい言葉を使った志望動機ではなく

自分についての正確な説明なのです。

ですから、次のようなことを話せるように準備しておくといいでしょう。

✓ どのような作業に長けている?

✓ 環境音の許容範囲は?

✓ 体を動かしたい派?じっとしてたい派?

✓ 口頭理解と文字理解、どちらが得意?

などなど…これはほんの一例ですが、ぜひ自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

2.企業が重視する「自己開示」と障害受容のプロセス

さて、ここから非常に重要です。

「東京しごと財団就労セミナー」にて現役人事担当者から伺った事実を記します。

企業が自己開示を求める理由
(企業の評価ポイント)

 企業が面接で自己開示を求める最大の理由は、不採用にするためではなく


入社後にどのような配慮を行えば、安心して長く働き続けられるか』を把握するためです。

得意なことだけでなく、苦手なことや必要な配慮を客観的に伝える姿勢
(自己理解と自己開示)こそが、企業からの信頼に繋がります。

その過程で、「どのようにして手帳の取得にいたったか」や「自分の障がいを
どのように理解しているか」を素直に話せば、

企業のかたはあなたと一緒に働くイメージをさらに持ちやすくなります。

「私たちに配慮出来ることは全力でサポートしたい」と企業側では考えてくださっています。

だからこそ正確な配慮事項を伝えることが大切です。

自分を過度に良く見せようとせずに、ありのままの自分を伝えましょう。

3.面接時の緊張をコントロールするセルフケア技法(メタ認知の実践)

「そうは言っても、やっぱり面接の前は緊張して不安になる…」

そう思うのは当たり前です。

不安をゼロにする必要は全くありません。

大切なのは、

「不安が強くなったとき、自分をどうケアするか」

これを普段からのルーティンにしておくことです。

ここからは面接当日や日常で使える簡単なセルフケアの3ステップをご紹介します。

↓↓

1.メタ認知~自分の秘密メモ~

「帰りたい、、」

「自分以外みんな合格しそう、、」

「心拍数がやばい。汗が止まらない。」

「面接会場の雰囲気が怖い、、」

不安に感じたこと、怖かったこと、緊張したこと、、

メモ帳に書き出したり、スマホのメモアプリに打ち込んでみましょう。

その文字の羅列を眺めてください。

それがあなたの心の状態です。ありのままの感情です。

強がらず、素直に受け止めましょう。

時間が経つとリラックス効果が出てきます。

このような可視化をすることで、

客観的に自分の感情を認知して落ち着くことが出来ます。

これを『メタ認知』といいます。

いわゆる

『自分だけの振り返り秘密メモ』

とてもとてもオススメです。

※SNSには絶対に書き込まないようにしましょう。トラブルの元です。※

2.魔法の言葉「○○しています」

面接が始まる際に、面接官より

「ご着席ください」

と言われ、「いざ面接開始」の前に、このような一言はいかがでしょうか。

「緊張していますが、よろしくお願いいたします!」

緊張を素直に口に出してしまうのも一つのコツです。

一気に心が楽になります。

さらに

「緊張したら深呼吸を1回させてください」

このように先に面接官に伝えておくと、お互いの緊張感が解け、話しやすい雰囲気になります。

ぜひ次の面接時に活用してみてください。

3.面接官も「同じ人間」

こちらはマインド面です。

「面接官」「人事担当」「社長面接」

こう聞くと

「偉い人」

というイメージが強くなると思います。

緊張して練習通りのパフォーマンスを発揮できないことでしょう。

もちろん

やることもやらず面接官へのマナーが出来ていないと

当然、内定には繋がらないでしょう。

緊張してしまうせいで、もったいないミスが起きるのを防ぐ為、

「面接官も同じ人間」というマインドで面接にのぞむのがおすすめです。

★逆転の発想 4選★

✓ 面接官も昔は就活生「共感思考」

✓ 相手も緊張してる「比較思考」

✓ 未来の先輩「仲間思考」

✓ お互いを知る楽しい時間「対話思考」

これらを心の中でつぶやいてみてください。

声には出さないでくださいね。

就職活動中は、毎日のルーティンとして「7回」復唱してみてください。

人が一番記憶に定着しやすい回数だそうです。

★相手を必要以上に大きな存在に見立てないことが、緊張を解く一番の近道です★

最後に

ゆたかカレッジは、

自立訓練(生活訓練)2年間と就労移行支援2年間の計4年間を通して、

社会で働くために必要な力を育む福祉型カレッジです。

一人ひとりの目標やペースに合わせて、

生活力・社会性・就労に必要なスキルを段階的に身につけられるよう支援しています。

当事業所について気になった方は、ぜひ他の記事や事業所紹介ページもご覧ください。

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